へろへろ

読む意味はないです

バンドで音源を出しました。

4年間やっているBanana Collectionというバンドで、やっと音源を出しました。

わざわざ放置してたブログを引っ張り出すぐらい大ごと。

 ・Youtube

Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/passing-busses-ep/1477740458

Spotify

https://open.spotify.com/album/3Z6GERpjjGKehdcP0U7pJ7

そして、Super Jawという曲のデモ音源とCureのカバーが入ったカセットも出ます!こちらは追って詳細を....

 

曲の解説やらレコーディングの話やら、は別でする機会があるので、今は自分の気持ちを少しだけ。

 

 

日々を生きていると、「なんでバンドなんてやるんだろう?」と思う時がある。
週休二日の貴重な休みに、重たいギターとカバンを背負い、安くはない金を払ってスタジオに入り練習をし、曲を作り、メールを書き、準備をし、金を払い、汗をかく。
「バンドやってりゃ女の子にモテるでしょ」は都市伝説で嘘。得るものは疲労だ。疲労

そして分かりきった事に、生きていると、生き抜くためにやらなきゃいけないことは数知れず、良い人生にしようと思ったら更に沢山やることはある。労働、成長、恋愛、結婚、保険、生活、貯金、老後.....そんな中でバンドなんてクソみたいなもんだ。何もない。

 

バンドなんてクソだ。

だけど、それだけど、どうしてもやりたくなってしまう。

 

音を合わせる瞬間に、走る爆発、衝撃。音が混じり合う瞬間のなんとも言えない感情。

人間4人がそれぞれのリズムをぶつけ合う、それがこんなに楽しい事とは。今も新鮮な気持ちで気づかされる。新鮮に、今もバンドを始めた時の気持ちで楽しめる。ヤバいことだよ。

 

そんな中、この音源は、Teen RunningsやWallflower,POST MODERN TEAM...といった「宅録っぽいインディー」に憧れて宅録を始めた21歳の僕が、就職するか進学するか迷ったり、大学院でうまくいかなかったり、就活に悩んだり、人間関係に苦しんだり、楽しくなってお酒を飲みながら踊ったり、彼女が浮気したり、友人とどうしようもない会話を楽しんだり、夜の171号線を車で走り抜けたり、部屋で一人ガキの使いを見たり、映画で涙したり(フォレスト・ガンプはなんとなく今回の作品に影響を与えている気がする)、ライブハウスで踊ったり.....

といった「普通の生活」を通して作ってきた曲達を、人間4人でグワッグワッグワッと演奏し、録音したものだ。

気づいたらおしゃれインディーから、いなたいインディーになっていたけども、愛おしい。子供とまではいかない、甥っ子ぐらいの恥ずかしい愛おしさ。

 

僕たちは、普通の人間による普通のバンドだ。

でも音源を出せたし、僕の過去で誰かの人生を変えたい。

エゴ丸出し、でもだからこそバンドなんてクソをこれからもやろうと今は思っている。

 

バンドはクソだけど、常に支えてくれるみんながいることは最高だなと思う。

 

じゃ、聞いてくれよな、みんな。