へろへろ

読む意味はないです

『約束の地』

毎月の記録書く言うて、早速2月の分書いてませんやん。俺。

 

閑話休題

 皆さん、Car Seat Headrestの新譜聞きました?

1992年生まれ(つまり僕の一歳年上)のWill Toledoが10代の頃に作ったアルバムを再収録、再構成したという未練がましさ満載のこのアルバムを僕は最近めちゃくちゃ聞いています。断片的に聞き取る事のできる歌詞や彼が絞り出す様に歌うメロディは、きっと「悲しみ」や「過去への未練」がそこにはあるんだろうな......と強く思わせてくるものがあります。彼の歌が含んでいるものやそれを聞いて僕が感じる事は、簡単に言ってしまうと「エモ」という安易なものになってしまうのかもしれないですが、それはきっと音楽を通してでしか得る事ができないものじゃないでしょうか。

彼と僕は同じ様な「青春」を過ごしていた様な気がします。好きな女の子と喋れなかったり、誰かに傷つけられたり、間違えて誰かを傷つけてしまったり......むかつくバスケ部のやつに嫌がらせをされても反抗できなかったり........そんな日々を過ごして行く中で、鬱屈としたものを抱えながらも、なんとかそのバランスを取るために、部屋や電車や教室の隅で1人ヘッドフォンをしていた。きっとそんな気がします。
いやもちろん友達とかは普通にいたんですけれどね。でも「学校」や「青春」というものは時には普通の人には重た過ぎるものです。

 

 

僕にとって『約束の地』はその様な日々を過ごした人達が演奏し、DJをするイベントだと考えています。ナニワのパワーパフガールズ(と僕が勝手に呼んでいる)KUNG-FU-GIRLも、インディポップをいなたく包み込んだなみのりも、新譜で東京を描ききったFor Tracy Hydeも共催のThe World Will Tear Us Apartも、そしてもちろん僕達Banana Collectionも。DJのwakiさんも.....(もちろん僕が勝手にそうなのかな?と思っているだけです)
僕達が過ごした「鬱屈とした青春」というのは別に良い物じゃないし、ひねくれて良い事なんて何も無いです。でもそんな人達にしかできないこともあるんじゃないでしょうか?きっと、おそらく。


何故人は音楽を聴くのでしょうか?楽しいから?泣いてしまうから?暇だから?
僕にはその理由が分かりません。でも明日はきっと楽しい夜になります。あなたにとっても、僕にとっても。お酒を飲む人、騒ぐ人、静かに見る人、友達と話に来る人、なんとなく来る人.....色々な方が来てくださると思いますが、前述の通り鬱屈とした人達のイベントなので、1人でも絶対に大丈夫です。
誰とも話さず、ずっと壁にもたれかかっている、でも音楽を楽しんでいる『あなた』のためのイベントになればな、と心から思います。

一同、お待ちしています。Banana Collectionは良いバンドDAZO。